プロテニスプレーヤー、ノバク・ジョコビッチはグルテンフリーで世界の頂点に立った
あなたもプロテニスプレーヤー、ノバク・ジョコビッチ選手が書いた本「ジョコビッチの生まれ変わる食事」を読んだことがきっかけで遅延型フードアレルギーの事を知ったかもしれませんね。管理人もこの本を読んで遅延型フードアレルギーに関心を持ちました。
ジョコビッチ選手は幼少の頃からたびたび体調不良に見舞われており、彼自身は生まれ持った体質だと思っていたとのこと。
不屈の精神でプロテニスプレーヤーになったものの、肝心の試合途中でいつも体調が悪くなって思うようにランキングも上がらずにくすぶっていました。
ところが、ある医師がジョコビッチ選手の試合の様子を見ていて「遅延型フードアレルギーなのではないか」と助言したことで彼のテニス人生は一変します。
ジョコビッチ選手は小麦に含まれる粘り成分、グルテンの遅延型アレルギーだったのです。
グルテンフリーの生活に切り替えてからの彼の活躍は皆が知るところですね!
ジョコビッチ選手のご両親はピザ屋さんを営んでおり、ピザを食べて育ってきたと言っても過言ではないです。謎の不調の原因が小麦だったなんて、かなり驚いたことでしょう!
食物アレルギーは「依存性過敏症アレルギー性反応(即時型)」と「依存性過敏症アレルギー反応(遅延型)」の2種類がある。
食物アレルギー検査では血液中のlgE, lgG, lgA反応を分析します。
lgE反応は食物を食べた後、数分~数時間以内に反応する「即時型反応」です。
lgGとlgA反応は食物の摂取から数時間~数日間かけて反応する「遅延型反応」です。
食物アレルギー検査はアメリカ、ワシントンに本社を置く検査機関「USバイオテック研究所」で行われています。
遅延型フードアレルギーの申し込み方法は3通り
①日本代理店のアンブロシア株式会社のHPから検査キットを購入する。
②楽天・Amazonから検査キットを購入する
Amazonから購入IgG 96 スタンダード・フード・パネル[日本]
楽天から購入IgG 食物過敏症セミパネル(120項目)【楽天24】[検査キット アレルギー]
③遅延食物アレルギー検査を受付しているクリニックで申し込みをする
管理人は今回、遅延型アレルギー検査を取り扱っているクリニックから申し込みをしました。
検査キットはlgG検査キットと lgA検査キットの2種類があるけれど、どちらを受けたらいいの?
確かに…どちらも遅延フードアレルギー検査キットで値段も検査項目も同じなので、どちらにすればいいのか分かりませんよね?
そこで、管理人は直接アンブロシアに問い合わせてみました。回答は以下の内容でした。
*IgG抗体とIgA抗体は、いづれも遅れて反応を見せる抗体の反応(遅延型アレルギー)を調べる検査である
*lgG,lgAは血液に存在する抗体で、お互いに相関関係がないので同じ食品でも異なる反応を示す事がある
*lgG抗体の方が血液中に多くみられる抗体なので、どちらか一方を選ぶならlgG検査を受けるのがお勧め
同時に両方の検査を受けるとよりアレルギーがみつけやすいとの事ですが…値段を考えるとlgG検査で十分かなと思います。
管理人がクリニックを通して受けた検査もlgG検査でした。よって、検査キットはlgGを選んでおけば問題ないと思います。
遅延型フードアレルギー検査の費用は?
アンブロシアかネットショップで直接検査キットを購入の場合
検査キットの代金のみになるので27000円(税込み29160円)です。
クリニックを通して申し込んだ管理人の場合
自費診察・カウンセリング(42000円)
処方・その他 (500円)
消費税 (3360円)
合計45860円
(自費診療・カウンセリングの内訳)
*遅発型フードアレルギー検査 (32000円)
*結果送料 (500円)
*メール診察 (5000円)
*DVD (5000円)
よく分かりませんが、キットの値段も上乗せされてますね。
遅延型アレルギー検査は自宅で簡単にできる!
検査キットが届いたので、早速やってみました。
検査キットの中には検査の手順が書かれた冊子とランセットと呼ばれる血液を採取する器具、血液をしみ込ませるキットが入っています。
ランセットは指に強く押し付けると針がパチッと飛び出して指に突き刺さるようになっています。結構、怖いんですよね(笑)でも思っているよりも痛みはないので大丈夫です!
ランセットは予備も含めて3つ入っていますが、1つで大丈夫でした。
ランセットは未使用でもすべて3つ返送するように書かれていました。悪用を防ぐ為…?
血液をしみ込ませたら完全に乾かします。生乾き厳禁!
完全に乾いたらビニールのコブクロに戻して封筒で郵送すれば後は検査結果を待つだけです。
検査結果がかえって来た!早速見てみる
検査にかかる期間はおよそ2週間です。場合によっては3週間~4週間程かかる場合もあるようですが、思ったより早く検査結果が戻ってきた印象です。
検査結果はこんな感じです。その他、USバイオテックで取り扱っている別の検査に関する案内パンフレットや食物の除去&ローテーションガイドの冊子が同封されていました。
4日間の食物除去&ローテーションとは、その名の通りアレルギー反応のある食品を4日に1回以上食べないようにすることでアレルギー反応を改善していく方法です。
管理人のアレルギー検査の結果は予想どおりと意外なものがあった
管理人の予想どおり、乳製品に中程度のアレルギーがありました。乳製品を食べるといつも胃が重くなっていたので、多少のアレルギーがあるだろうとは思っていたので納得です。
ただ、日本人は殆どの人が乳糖不耐症らしいですね。かなりの人が乳製品でアレルギー反応が出るようです。これはアジア人のDNAなのでしょう。
管理人が疑っていたグルテンにはアレルギーなし
グルテンにもアレルギーがあるのでは?と疑っていたものの、こちらはアレルギー反応なしでした。ただ、製パン用イーストに中程度のアレルギーがありました。
今回管理人が遅延型フードアレルギー検査で反応が出たのは18の食物でした。
その中で、中程度のアレルギーは以下の7品目です。
*製パン用イースト
*カッテージチーズ
*イカ
*しょうが
*牛乳
*ホエイ(乳清)
*ヨーグルト
ショウガは少し苦手なのを克服するために手作りジンジャーエール作ってガブガブ飲んでいたのに…。初めてジンジャーティーを飲んだ時におなか壊したのはやはり中程度のアレルギーのせいだったのか…?
そして、イカはあまり好きな方ではないのでめったに食べる事もないから意外でした。
管理人の場合は乳製品とパンをなるべく避ける食生活を送ればいいのかなと思います。
確かにヨーグルト食べると数時間後にすごく胃が重くなるし、連日食べると体調悪くなります。ヨーグルトは大人になってからは食べる事がなくなりましたが、カフェオレとかラテが大好きでやめられず…。でも1日何杯も飲むと、これまた体調悪くなります。
乳製品を完全に避けるのは本当に大変ですよね。思いもよらない食品、加工品に乳成分が入っているので。 グルテンフリー並みに難しいかなと思います。
検査結果と一緒に個別のローテーション食ガイドラインもついてくる
要するに、同じ食品を続けて食べずに色々な食材をまんべんなく食べろということです(笑)
カフェオレ・カフェラテ中毒の管理人…4日間あけるのは至難の業です。確かに4日あけると胃の調子はすごくよくなりそうだなという予感はありますが(苦笑)
ここが難しい所ですね。1日1杯程度なら、なんとかなってしまうレベルなので「飲みたい!」という欲求が勝ってしまうのです。
生活に支障が出るレベルの不調でなければ好きなものを4日あけるのは難しいですね。
管理人は今回の遅延型アレルギー検査の結果を参考に独自でルールを決めました。
*ヨーグルトは原則食べない
*カフェオレやラテは1日1杯まで
*週に1回は牛乳を含めて乳製品を摂らない日をつくる
*チーズを食べるのは週1回かそれ以下。チーズは1度に大量に摂取しない。
ゆくゆくは4日ローテーションにできればと思います。リバウンドを起こさないように少しずつ変えていこうと思っています。
ただ、チーズケーキを自分で作ってしまった日は…胃の不調覚悟です(笑)
遅延型フードアレルギー検査は検査取り扱いの医療機関で受けた方がいいの?
管理人の正直な気持ちは、クリニックや医療機関を通して受ける必要性は感じないという事です。
理由は、コストがかかり過ぎるという事です。
管理人はメール診察で5000円払っていますが、本当にありきたりの事しか書かれていませんでした。
クリニックからのメールには「体調不良が治らないのであれば、腸内環境をよくするためのサプリがあるので様子を見ながら通院してみてはどうでしょうか」と書かれていましたが、腸内環境を良くするためのサプリが数万円かかると知って一瞬で無理と思いました。
仮にどんなにすごいサプリを飲んだとしても食習慣や生活習慣を根本的に変えていかなければ意味がない事です。
DVDに関してもクリニックのHPで書かれている事をDVDにした感じだったので5000円払うのはかなり疑問を感じてしまいました。
今回はクリニックを経営している医師の考え方にとても納得して、このクリニックから検査を受けようと思ったのですが、再検査を受けるなら直接ネットで検査キット購入します。
遅延型フードアレルギー検査の結果はあくまでも参考と考えること
USバイオテック研究所のHPにも記載されていますが、lgE(即時型)アレルギー検査はアレルギー診断方法として*FDAで認可されていますが、遅延型フードアレルギー検査はFDAで認可されていません。
USバイオテックで開発され、提供している検査なので食物アレルギーの診断において決定的なものではないとしています。
検査結果はあくまでも参考にして、医師と相談するのか自分自身で食生活を改善していくのかを決めるようにしましょう。
*FDA (U.S.FOOD & DRUG ADMINISTRATION)とは?
消費者がよく利用する製品の認可や取り締まりを行っている米国の政府機関です。
認可、取り締まりをする製品は食品・薬品・たばこや医療機器など多岐に渡ります。
日本語では「アメリカ食品医薬品局」と訳されています。
腸内環境を整える事がアレルギー改善のカギ!
重度の遅延アレルギーの場合は数か月の間、特定の食品をとらない方法で改善させていく事が多いようです。
やはり、同じものを食べ過ぎるとアレルギー反応を起こしやすくなるのですね。殆どの食品で中程度以上のアレルギーがある場合は、腸内環境の悪化が原因の可能性が高いようです。
アレルギーの原因を絶って腸内環境を整える事でアレルギー反応が出なくなる事もあるようです。
様々な食品をまんべんなくローテーションで食べる事でアレルギー反応は改善されるケースがあるのでこの食品はもう2度と食べられない!と早まったりせずに食生活を改善することを意識してみると良いのではないかと思います。
逆に、好きな食べ物であっても連日食べ続けるとアレルギー抗体ができてしまう可能性もあるので気をつけなければいけないという事ですね!
腸内環境を整えるために今すぐ改善できる事は?
*野菜を多く摂る
*加工食品を極力避ける
*抗生物質を取る事は極力避ける
腸内環境を整えるためには食生活を改善することは必須です。新鮮な野菜や果物をしっかり食べ、コンビニ食やファーストフード食、缶詰やレトルト食品を極力避けることが大切です。
後、抗生物質は腸内環境を悪化させる原因の1つなのでなるべく薬を飲まなくて済むように生活を見直していきましょう!
USバイオテックでは検査の3ヶ月後に再検査を勧めています。
生活環境を変えるとどれくらいアレルギー反応が変わるのか知るために、再検査を受けてみる事はいい考えかもしれませんね!
ただ、検査料がかなり高いので3か月後は難しいですが(苦笑)